ALC外壁を塗装して9年が経過、今はどうなってる?
相模原市でALC外壁塗装、塗り替え後の点検に行ってきました。
ジャパンテック神奈川の立木と申します。
相模原市のお客様宅へアフター点検に行ってまいりました!
当時、外壁にはセラミックシリコン系塗料(耐久目安13年ほど)を塗装させて頂きました。
塗り替えをしてから9年がたった今、どのような状態になっているのが、
こちらのブログでご紹介させていただきます。
その前に、相模原市 N様邸は外壁素材がALCでできています
ALC外壁塗装メンテナンスについて少し触れておきたいと思います
ALC外壁は、どんなカベ?
断熱性能に優れた、5センチほどの厚みのある外壁材です。
最近では木造住宅でも使われるようになりましたが、10年ほどまでは鉄骨の建物に使うのが一般的でした。
ALCは地震などで建物が揺れた時の動きに、柔軟に対応できる貼り方をされているので、防水性を保つようにお手入れをしておけば40年、50年は当たり前に使用されている外壁材です
ALC壁のメンテナンスポイント
ALC壁は外壁自体が吸水性が高いという弱点がある。
そのため、定期的な塗り替え、防水性の維持が大切です。
ALC壁は5センチの厚みがありますが、断熱性能を高めるため、軽石のような形状をしていて、巣穴がたくさんあいています。
皆様が目にされるのは、ALCの上に塗装処理がされているものなのであまりイメージが湧かないかもしれませんね。
ALCのつぎ目にはコーキングが入っている。
ALCの幅は約60㎝。 60㎝ごとにALC壁材のつぎ目があります
つぎ目から雨が入り込まない様にコーキングがあるのですが、ここからの漏水で雨漏りにつながることが多々あります。
メンテナンスでは、きちんと補修をしておくことが重要です。
濃い色での塗り替えはおススメしません。
断熱性能が高いALC壁材のもう一つの弱点は、夏に現れます。
それは、蓄熱をするという事。
家に熱が入ってこないかわりに、ALC外壁材自体が熱を蓄えてしまい、夜になるとその熱を放射するようになります。
そうすると、夜になると家の中が暑い・・・ という事になるんですね!
そこでもし、外壁に濃いめの色を塗ったとしましょう
どうなるか・・・。
濃い色を使えば、太陽熱をより多く吸収します。
そうすると、ALC壁はより頑張って断熱をします。 他の外壁に比べれば家の中に熱は入りにくいですが、やはり、明るめの色に比べれば室内は暑くなりますよね。
そして、厄介なのが夜です。
寝苦しいい。。。 夜でもエアコンをバンバンに使う
そういった事象が起きているのを、よく耳にします
塗り替えをする時にはオシャレに仕上げたい気持ちは分かりますが、
日当たりの状況、立地環境を考えて色決めをするようにしましょう。
9年前に塗替えをした相模原市N様宅の状態は?
まず、点検写真を載せさせて頂きます。
全体的に確認をさせて頂きましたが、主だって問題のある所はありませんでしたが、、、
劣化症状が一か所に出ていました。
それが下記になります。
コーキングが一部劣化してきている様子を確認
当時、工事をした際にコーキングはきちんとお手入れをしてます。
ただ、外壁の塗料は13年近くもつとは言っても、こういった部分的な劣化は13年目から急に現れるのではなく、徐々に発生します。
現状を調べたところ、コーキングの表面に亀裂が出てはいますが内部にたっぷりと注入してあるコーキング材はまだまだ元気でした。
太陽がよくあたる角地の立地
塗装、防水性は太陽光がよくあたる所ほど、いたみが早く表れます。
今は緊急性の高い所はありませんでしたが、
ALC外壁を長持ちさせ、家を健全に維持するために
今後の経過はきちんと見ておきたい状態には入ってきていると思いました。
点検結果
特段、あせって手を加えた方が良い所はありませんでした。
あと3年~5年前後で再塗替えが必要になると思いますが、それまでは私たちの方できちんと確認をしていくようにしたいと思います。
『家の塗替え・防水』 相談や質問がございましたら、
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お客様にわかりやすく・ポイントをご説明させて頂きます。